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レーザー兵器が迎撃に成功1
レーザー兵器が迎撃に成功1


2000年6月、米陸軍は7日、開発中の戦術高エネルギー・レーザーがカチューシャ・ロケット(多連装ロケット)砲弾を迎撃する実験に成功したと発表しており、レーザー兵器が実際に飛来するロケット砲弾を撃墜したのは初めてという報道が共同通信よりあった。



レーザー兵器1




戦術高エネルギー・レーザー「THEL(THEL:Tactical High Energy Laser)」は米国がイスラエルと共同開発しているものであり、レバノン南部の過激組織ヒズボライスラエル国内に向けたカチューシャ・ロケット砲弾攻撃の防衛兵器として開発されているものである。



1980年初頭から18年間、イスラエルはその北部国境に沿って、ヒズボラ武装集団が発射する多数のカチューシャ・ロケットによる被害を被ってきたが、ロケットは高速・低高度で、対空ミサイルや高射火器は無効であった。


1995年、イスラエルと米国は、高エネルギー・レーザーの共同開発計画に合意し、米国ノースロップ・グラマン社、イスラエルIAI社が中核企業に指定された。1996年2月、「Nautilus(オウムガイ)」と命名された試作装置は、ニューメキシコ州ホワイトサンズ実験場でカチューシャ級・短距離ロケットの熱的破壊に世界で初めて成功した。


1996年4月、ヒズボラは17日間に2ダース以上のカチューシャ・ロケットを発射したため、米国とイスラエルはTHEL先進構想技術実証(THEL/ACTD)計画を加速させた。



レーザー兵器は近接した敵からのロケット砲弾攻撃などへの対応に適しているため、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と向き合う在韓米軍への配備も検討対象となっている。


戦術高エネルギー・レーザー(THEL:Tactical High Energy Laser)は短距離ミサイル、巡航ミサイル、地上/空中発射ロケット、無人機、野戦砲弾等を撃破する兵器である。

 この次世代兵器の開発作業は、主に「高エネルギー研究テクノロジー施設」という場所で行なわれており、ニューメキシコ州のマンザノ山地の渓谷に900万ドルかけて造った研究所に置かれているが、研究所自体は同州のカートランド空軍基地に属している。


レーザー兵器

写真:有志サイト




THELは、指揮中枢、射撃統制レーダー、目標照準追尾装置、高エネルギー・レーザー砲からなる。指揮中枢は、目標の探知・追尾・破壊機能を含め、システムの全機能を統制し、指揮官とレーザー砲手の2名で操作される。


射撃統制レーダーは、脅威の継続的監視、目標の探知、弾道算定、目標照準追尾を担当。レーザー砲は旋回架台上に設置され、高エネルギーのフッ化重水素(DF)化学レーザー光線を目標に集中する。


レーザーは光速で目標に達するので火器のような未来位置算定は不要である。レーザービームの直径はわずか数センチであるが、距離180メートル以上で鋼鉄板を溶融させるのに十分な強度を持つ。ビーム照射による高熱が弾頭を爆発させるまで、照準追尾装置は目標照射状態を保持する。


THELは1個のカートリッジで60回のレーザー発射が可能で、1回の撃破所要経費は約3000ドル程度と極めて安価である。

現在までにTHELは28発のカチューシャ標的ロケットと5発の標的砲弾を破壊し、2004年5月4日には、移動型戦術高エネルギー・レーザー(MTHEL:Mobile THEL)は、ホワイトサンズ実験場で大型標的ロケットを追尾し破壊した。MTHELは、2007年までに運用展開可能になるものと期待されている。
((菰田康雄(財)(防衛技術協会・客員研究員)コラムより記事の大部分を引用)
(続)


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