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ブラジルから読み解く経済情勢3
ブラジルから読み解く世界経済3

ブラジルの国別輸出・輸入上位国を見てみると、輸出、輸入ともに、米国とアルゼンチンの構成比が大きいみたい。そして中国との交易も盛んになってきているところです。中国との交易増加については、米議会調査局の報告によると、中国が中南米の石油や銅、鉄鉱石などの資源確保に動き、経済的関係を強化していることから、「将来的に米国の脅威になる」との専門家の見方を示しているようですが。


世界が多極化するというシナリオで見た場合は、このブラジルは一つのキーポイントとなるのではないでしょうか?何故ならブラジル、ベネズエラをはじめとして、中南米のほとんどの国が反米左翼政権となり、反米大陸といわれるほど独自の路線を打ち出しているからで、その中心的存在としてブラジルが台頭すると考えられるからです。

中南米の近代史はアメリカによる侵略と支配、収奪の歴史です。アメリカはその政策をまず中南米で実践し、その後中東、アジアなど他の地域で大規模に展開してきました。その歴史は、アメリカによる一極支配体制の構築の歴史であり、日本も例外ではありません。

昨今の反米思想の高まりと、一極支配体制崩壊に向けたシナリオが進む中にあって、中道左派が政権を握っていたブラジルにも、反米の波が波及しそうです。そして2010年の大統領選挙によって反米左派政権が誕生した場合、ブラジルから米国に向けた石油輸出額は減少することとなると思います。そして、米国は反米左派が本流となる中南米からは、石油を安定的に輸入することは難しくなると考えられるのでは?


このことにより、米国はナイジェリア等アフリカ石油産油国への一層の開発促進を図るシナリオが予想出来ますよね。ナイジェリアは石油輸出国機構(OPEC)メンバーとして日量216万バレル余りの生産割当を受けていて(2007年2月1日現在),輸出額の約90%を石油で占める石油輸出国です。

近年の油田開発により,ナイジェリアは、かなりの石油生産能力を持つようになっています。これに加えて,同国産原油は軽質でガソリンなどの精製に適していることから,とりわけ軽質油への指向が強いアメリカからの引き合いが大きいようです。


中東情勢の先行き不安やアジア諸国での石油需要の逼迫から,近年アメリカはアフリカ産原油への指向を強めていますが,ナイジェリアにおいてもアメリカ系企業による積極的な開発投資が進められてきました。その結果,石油価格高騰が始まった2003年には初めて対米輸出が50億ドルの水準に達し,その後も順調に伸びています。

しかし、石油に絡む紛争は、世界各地どこでもあるようです。1990年代に顕在化した少数民族やコミュニティによる権利要求運動は,組織的な展開を遂げ,今日いよいよ激化しつつあります。なかでもナイジャー・デルタと称される産油地域に乱立した「青年」組織によるパイプライン等の油送施設等への破壊行為が頻発している現状です。国際社会からの批判から民政移管後は控えていた国軍派遣を,ナイジャー・デルタの事態の深刻化を前にして再び行ったものの成果は上がっていないとのこと。


「ナイジャー・デルタ解放運動(Movement for Emancipation of NigerDelta)」をはじめとする武装組織は政府との対決姿勢をあらわにしており,石油関連以外の外国企業までもが拉致・誘拐の標的とされ,現地で平和構築活動を行うNGOすら襲撃対象となっているため、この問題を解決しない限り、米国は安定的に石油を輸入することが出来ず、その経済活動に大きな影響を与えることとなると思います。
(終)

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