世界裏戦略ニュース
新時代に向けた世界の裏戦略に関する情報を提供するサイト。世界が一極支配構造から多極支配構造にシフトする今、一般国民が触れない国家情報に、人脈やメディアから収集した政治経済情報を加え、独自の視点で分析。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新銀行東京
新銀行東京


新銀行東京(以下「新銀行」)は、石原慎太郎東京都知事の「中小企業の資金調達などを目的とした、都主体の銀行を創設する」という選挙公約(平成15年3月)に端を発した銀行です。同年4月に石原氏が再選されたことにより検討が開始されました。



翌16年2月、都は『新銀行マスタープラン』を公表し、同年4月には母体行として「ビー・エヌ・ピー・パリバ信託銀行」の経営権を取得し、準備会社を発足させた。1年間の準備期間を経て、新銀行は平成17年4月に営業を開始した。当初、都は、自らが1千億円出資し、平成17年度中に民間から500億円の出資を募る予定だったが、民間出資は約187億円に留まりました。


◎ジャンル別の人気サイトがすぐに見つかる人気サイトランキング◎
「世界裏戦略ニュース」の順位をチェックしよう!

人気ブログランキング
FC2 Blog Ranking




新銀行東京の経営状況については、開業後間もない平成17年8月に、仁司泰正代表執行役のもと、『新銀行マスタープラン』を実質的に下方修正した『中期経営目標』を策定しました。ただし、開業後3期目(平成20年3月期決算)で単年度黒字転換を目指す方針に変更はありませんでした。



しかし、収益源となる融資・保証が伸び悩むなか、調達金利や経費の負担がかさみ、不良債権処理に伴う損失も加わったことから、平成19年3月期決算の累積損失は849億円となっています。同年6月には、業績悪化の責任をとり仁司氏が退任し、森田徹氏(りそなグループ出身)が代表に就任しました。



同時に、新銀行は、『新中期経営計画』を公表し、企業の財務指標に基づく(スコアリングモデル)無担保融資から、伝統的なリレーションの観点を加味した与信管理へと方針を転換しました。また、新規融資を絞込み総資産を圧縮した上で、経費の削減など縮小均衡によって、平成21年度の黒字化を目指すとしました。



平成19年中間期決算では、最終損失は計画の範囲内に収まったものの、累計損失は936億円に達しています。森田氏は健康問題から退任し、都港湾局長である津島隆一氏が代表に就任しました。津島代表は単独での経営再建は困難であるとの判断から、平成20年2月、『新銀行東京再建計画』を策定し、都に400億円の追加出資を要請しました。3月、新銀行は、『調査報告書(概要)』を公表し、経営悪化は、旧経営陣の融資の過剰な奨励や、隠蔽体質等が原因と結論づけ、都議会での審議を経て、新銀行の400億円の出資は可決されました。



 新銀行を巡っては構想案公表当初から、中小企業対策として都が銀行を設立する必要性に懐疑的な見方(信用保証や利子補給で十分等)があり、開業時には、既に貸し渋りが解消に向かっていただけに尚更でしょう。また、中小企業を対象としたスコアリングモデルの限界(財務諸表の信頼性やサンプル数等)を指摘する向きもあります。都に対しては、『マスタープラン』の策定責任、最大出資者としての管理・監督責任を問う声があります。

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://urasenryaku.blog47.fc2.com/tb.php/43-0a598dac
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。